会社概要Company
社名 | (有)ミネルバライトラボ -MINERVA LIGHT LAB. - |
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取締役 | 松村 竹子 |
資本金 | 3,000,000円 |
事業内容 | マイクロ波技術による、発光材料の迅速、低コスト製造、マイクロ波科学技術の提供 |
従業員 | 4名 |
沿革 | 平成15年4月 京都府けいはんなベンチャーセンター インキュベート・ルーム入居 平成15年5月 同所に有限会社ミネルバライトラボ設立 平成18年8月 一般ラボ棟2Fに移転 平成29年5月 起業14年目を迎える。矢野重信氏が顧問となる。平成30年退社。 |
会社設立 | 平成15年(2003年)5月 |
TEL&FAX | 0774-95-0189 |
mll.minerva@gmail.com ※迷惑メール防止の為、「@」を大文字にしています。 | |
URL | http://www.mll.jp/ |
経営理念 | ミネルバライトラボラトリーは、大学でのマイクロ波化学の研究実績をもとに、省エネルギー、高効率のマイクロ波合成法を製造プロセスとして取り入れ、技術革新を目指します。 マイクロ波を利用した応用計測の研究を支援するため、新しい技術や測定法、 デバイスの開発を行います。特に大学、国公立の研究所との交流を盛んにし、 互いの利点を活用できるようなネットワークを構築したいと考えております。 |
技術概要 |
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ご挨拶Greetings
(有)ミネルバライトラボ 取締役 松村竹子
ミネルバライトラボは「マイクロ波による発光錯体の迅速、高効率合成法」の研究をもとに大学発ベンチャーとして出発しました。現在では、マイクロ波化学プロセスのコンサルティング、マイクロ波低コスト高純度錯体試薬の受注生産、マイクロ波装置の開発などを主業務として日々活動しております。日本におけるマイクロ波化学の活用分野も年々広がりを見せ、これからの産業にもその適用が期待されます。省エネルギー、環境調和形のクリーン工程、作業時間の短縮などの特徴を有するマイクロ波化学技術は、未来の産業構造を革新する技術です。文字通り“日々是マイクロ波“で新しい科学技術としてのマイクロ波化学の構築と普及に努めたいと思います。
- Fifteen years’ activity of Minerva Light Laboratory
- 1.還流型電子レンジの着想と白金族錯体の迅速合成, Pacifichem 1995,Hawaii
国際会議の主宰(柳田教授と共同)
International Conference on Microwave Science, 2002/11/21-23, Nara - 2.ミネルバライトラボの起業と展開(2003)
- 3.マイクロ波反応装置の開発(2003-2004)
グリーンモティーフI(IDX,大阪大学,etc.)→ジェイサイエンスラボ(2009~)
「化学を変えるマイクロ波熱触媒」の発刊 - 4.半導体マイクロ波精密マイクロ波反応装置の開発(2005-2006)
コーナン電子と共同(科学研究費基盤研究B(法人として初めて) - 5.第4回光都ビジネスコンペin 姫路 優秀賞受賞(2006)
- 6.リアルタイムモニタリング精密マイクロ波反応装置(2008)
- 7.半導体マイクロ波波源を用いるマイクロ波反応装置の精密化(2009-2010)
- 8.フローマイクロ波装置によるRu(II)錯体の高速・省エネ合成
産総研東北センタート共同(池田銀行助成)→製品化(産総研,IDX) - 9.マイクロ波技術による植物有用成分のリサイクル,(2009-2010)
マイクロ波草木染め(京都府委託授業) - 10.マイクロ波合成高品質発光色素の受託製造(MW精密合成品)
- 11.半導体マイクロ波源精密マイクロ波装置の開発
フロータイプ、共振タイプ精密マイクロ波装置の開発
(平成24年度から平成29年度:ものづくり助成事業、地域結集型事業、エコノミックガーデニング)
会社の特徴
研究員の知的キャリアを技術的財産としています。
技術革新に熱心な企業との連携により新しいマイクロ波装置の開発、有機ELの発光素材のマイクロ波合成、マイクロ波化学プロセスのコンサルティングをすすめ、産業への貢献を目指します。
また、マイクロ波応用計測部では、電子スピン共鳴(ESR)を用いた計測とコンサルティングを行っております。
小さいけど夢は大きいミネルバライトラボにようこそ!
■マイクロ波科学と私:松村 竹子
- 1970年代
- 錯体の電気化学、錯体のESR(東京大学での内地研究、Ir錯体の合成)
- 1980年代
- Ru(II)、Os(II)錯体の電気化学、物理化学
- 1990年代
- マイクロ波による錯体の迅速合成、還流型電子レンジの開発、Ru(II)錯体の研究
- 1993年
- 化学と教育に還流型電子レンジについて論部発表
- 1994年
- Chemistry Letters、還流型電子レンジの開発、錯体合成への適用
- 1995年
- Pacifichem1995 Gedye教授の招聘で講演、柳田教授と出会う。
- 1996年から
- 海外の国際会議出席、日本人は少数、柳田研メンバーと同行
- 2002年
- 奈良県新公会堂でマイクロ波科学国際会議(日本で始めて)主宰
- 2002年5月
- ミネルバライトラボラトリー開設
- 2003年5月
- 有限会社ミネルバライトラボ起業、科学研究費(基盤研究B)、フロンティア助成(京都府)、日産科学財団理科教育助成
- 2004年
- 「科学を変えるマイクロ波媒体」柳田先生と共著(2006年完売)、東京電子IDXと「グリーンモティーフI」共同開発、販売、特許流通セミナー出展
- 2005年
- Pacifichem2005マイクロ波科学のセッションを企画、科学教育活動
- 2006年
- マイクロ波科学プロセッシング技術コンサルティングに重点化(進行中)
- 2006年6月
- 半導体精密マイクロ波高速反応装置の試作完成((株)クロニクス、(株)コーナン電子と共同)
- 2006年
- 山内京大名誉教授、マイクロ波応用計測部部に後藤京大名誉教授を迎える。
- 2017年
- 先端光医療科学部に矢野奈良女子大名誉教授を迎える。(2018年3月まで)
スタッフ紹介Staff
マイクロ波化学部
- 部長
- 松村 竹子
- 奈良教育大学名誉教授
事業分野Business areas
環境にやさしいマイクロ波化学の普及
新しいマイクロ波合成法、製造法の技術開発およびコンサルティング
- マイクロ波技術による科学プロセッシングの提供
- マイクロ波科合成化成品(金属錯体)の受注製造
- 新規有機エレクトロルミネッセンス(OEL)材料
- 機能性発光錯体(Ru(Ⅱ), Ir(Ⅲ), Eu(Ⅲ), Tb(Ⅲ)錯体等)
マイクロ波反応装置の提供
グリーンモチーフIc、種々の半導体精密化学反応装置(製品2参照)などのニーズに合わせたマイクロ波反応装置の販売やさまざまなマイクロ波反応装置の紹介を行っております。
公的研究費National research fund
公的研究費に関する職務分掌=公的研究費の運営・管理の責任体系
- 最高管理責任者取締役:松村 竹子
- 機関全体を統括し、競争的資金の運営・管理について最終責任を負う。
- 統括管理責任者取締役:松村 竹子
- 競争的資金等の運営・管理について機関全体を統括する。
- 部局責任者マイクロ波研究部 部長:松村 竹子
- マイクロ波研究部における競争的資金の運営・管理について実質的な責任と権限を持つ。
- 部局責任者応用計測部 部長:山内 淳
- 応用計測部における競争的資金の運営・管理について実質的な責任と権限を持つ。
- 公的研究費管理規定
- 制定時期:平成19年8月(平成29年11月改定)
過去に受託した科学研究費Scientific research fund
平成16年度 基盤研究B
- 研究代表者
- 氏名 松村 竹子
- 所属研究機関・部局・職
- 有限会社 ミネルバライトラボ マイクロ波化学部・主任研究員
- 研究課題
- マイクロ波熱触媒作用による発光物質の選択合成および環境調和型反応プロセスの開発
- 研究内容
- グリーンケミストリーは従来の合成化学プロセスを革新し、環境調和型の化学プロセスを追求する。 マイクロ波加熱法はその一端を担う科学技術である。本研究では、マイクロ波加熱が触媒的に働くことに着目してマイクロ波熱触媒作用として捉え、高度情報化社会において重要な位置を占める発光物質をターゲットにして、マイクロ波熱触媒作用による迅速、高収率合成法を開発し、物性の基礎研究を行う。この際、誘電率が高く、高沸点のアルコール系溶媒、相間移動触媒、無溶媒などマイクロ波加熱の有効な反応条件下で反応を行わせ、マイクロは熱触媒作用を検討する。また、種々のマトリックス中(液晶状態、ガラス状態、高分子中)の発光特性、分子配列を詳細に検討し、発光メカニズムを分子レベルで解明する。これらの結果を基に発光素子を試作し、評価する。これらの一連の研究を通して発光物質の環境調和型化学プロセスを開発して適用する。
平成18年度基盤研究C
- 研究代表者氏名
- 山内 淳
- 所属研究機関・部局・職
- 有限会社 ミネルバライトラボ マイクロ波応用計測部・主任研究員
- 研究課題
- 新規キラル有機ラジカル液晶の合成と磁気物性に関する研究
- 研究内容
- キラルな二トロキシルラジカルをコアに含むキラル有機ラジカルの新規合成に成功した。特にコアに化学結合する直鎖分子の特徴を明らかにすることを中心に研究をすすめた。合成された分子はいずれも常磁性液晶性を示すので、まず液晶物性を光学的に明らかにし、さらに磁化率やESRを測定して、その配向特性を明らかにするとともに、常磁性液晶への磁場の効果を詳細に検討した。
平成30年度基盤研究C
- 研究代表者氏名
- 矢野 重信
- 所属研究機関・部局・職
- 有限会社 ミネルバライトラボ 先端光医療科学部 部長
(平成30年度所属機関を奈良女子大学に変更) - 研究課題
- 医工連携による生命系色素を配位子とする次世代癌選択性先端光医療用貴金属錯体の開発
- 研究内容
- 光線力学療法 (PDT) および光線力学診断 (PDD) はQOLの高い低侵襲性の癌治療診断法として注目されている。本研究では腫瘍選択性機能分子(糖、葉酸)と貴金属を天然物由来の生命系色素にハイブリッド化させ癌細胞超選択性先端光医療用化合物を開発し、臨床医学者との強力な医工連系体制による臨床展開の実現を目指している。
制定時期:平成19年8月(平成30年4月改定)(令和1年9月改定)
アクセスAccess
- 近鉄『けいはんな線学研奈良登美ケ丘駅』方面より
- ■タクシー(約10分)
- ■バス
- 47番系統(約10分)
- 41番系統(約15分)
- JR『祝園駅』方面より
- ■タクシー(約10分)
- ■バス(約10分)